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カゴ落ちとは?発生する原因や対策方法を徹底解説

投稿日:2025年9月11日
カゴ落ちとは?発生する原因や対策方法を徹底解説

ECサイトを運営している方のなかには、「カゴ落ち」に悩んでいるケースが少なくありません。ユーザーに購買意欲があるのに、途中で離脱してしまえば売上の機会を逃してしまいます。こうした状況を防ぐには、原因を理解したうえで適切な対策を取ることが大切です。

本記事では、カゴ落ちが発生する主な理由と、解消に向けた具体的な方法を紹介します。売れるECサイトを目指す方は、参考にしてみてください。

目次

カゴ落ちとは

カゴ落ちとは

まずは、カゴ落ちの基本的な意味と、発生状況を把握するために役立つ指標について解説します。

カゴ落ちの概要

カゴ落ちとは、ECサイトでユーザーが商品をカートに追加したものの、購入手続きに進まず離脱してしまう状態を指します。決済直前まで購買意欲があったにもかかわらず、何らかの理由で購入が完了しない場合を表しています。

事業者にとっては大きな機会損失となるため、売上向上を目指すうえで見過ごすことはできません。特に集客や商品訴求に成功していても、コンバージョンにつながらない場合には、カゴ落ちが原因となっている可能性があります。

カゴ落ち率について

カゴ落ち率とは、カートに追加された商品のうち、実際に購入に至らなかった割合を示す指標です。具体的には「(カートに入れたユーザー数 ー 購入したユーザー数)÷ カートに入れたユーザー数 ×100」で算出できます。

一般的なECサイトにおけるカゴ落ち率は約70%とされ、多くのユーザーが購入手続きの途中で離脱している状況です。売上を伸ばすには、この割合を改善する取り組みが欠かせません。導線設計の見直しや決済方法の拡充、手数料の表示方法など、さまざまな観点から対策を検討する必要があります。

カゴ落ちが発生する6つの原因

カゴ落ちが発生する6つの原因

カゴ落ちを防ぐには、離脱している原因の把握が欠かせません。ここでは、主な原因を6つ解説します。

原因1:想定外の送料・手数料が発生した

購入手続きの終盤で、送料や手数料といった追加費用が表示されると、ユーザーの購買意欲が低下する可能性があります。たとえば、商品価格だけを見て購入を決めたユーザーが、決済直前に高額な送料を目にすると、予想外の出費に戸惑い、購入を取りやめてしまうケースも少なくありません。

また、料金の内訳や合計金額の表示がわかりにくい場合も、離脱を招く要因となります。あらかじめ費用の目安や計算例を提示しておくことで、購入前の心理的ハードルを下げやすくなります。

原因2:会員登録に手間がかかった

商品を購入しようとした際に、複雑な会員登録や長い入力フォームが表示されると、ユーザーが途中で離脱してしまう要因となります。特にスマートフォン利用時は、操作性の悪さがストレスに直結しかねません。

たとえば、名前・住所・電話番号・メールアドレスなど必須項目が多すぎると、「面倒」「時間がかかる」といった印象を与えてしまいます。離脱リスクを下げるには、入力項目を必要最小限に絞ることに加え、会員登録を後回しにできる「ゲスト購入」を導入するのも効果的です。

原因3:購入までの動線が複雑だった

商品ページから決済完了までに画面遷移が多く、導線が複雑な場合もカゴ落ちの原因となります。カートに戻るボタンが設置されていなかったり、入力エラー時のメッセージがわかりにくかったりすると、ユーザーの操作意欲をそぐ可能性が高まります。

これらを防ぐには、購入までの流れをできるだけシンプルに設計し、次の行動が直感的に理解できるよう配慮することが重要です。ユーザーの利便性を意識し、ストレスのない操作体験を提供できるサイトづくりを目指しましょう。

原因4:決済途中のエラーが発生した

決済処理中にエラーが表示されると、ユーザーは不信感を抱き、そのまま購入をやめてしまうことがあります。特に、クレジットカード情報の入力後や支払い確定直前でのエラーは、購入意欲を大きく低下させる要因の1つです。

さらに、復旧手順や問い合わせ先が明示されていない場合は、再試行する意欲も失われやすくなります。システムトラブルの発生を最小限に抑えるとともに、万が一の際には適切なガイダンスを表示できる仕組みを整えておきましょう。

原因5:セキュリティに不安を感じた

ECサイトで個人情報やクレジットカード番号を入力する際、セキュリティへの信頼性が欠けていると、ユーザーは購入をためらいます。たとえば、通信が暗号化されていないサイトや、デザインが古く情報更新が止まっているサイトは注意が必要です。

さらに、個人情報の取り扱いやプライバシーポリシーが明示されていない場合も、離脱の要因となります。これらを防ぐには、SSL(通信の暗号化技術)の導入や、信頼できる第三者認証マークの表示など、安心して利用できる環境を整えることが重要です。

原因6:決済手段が使えなかった

ユーザーが希望する決済方法に対応していないと、購入を断念するケースがあります。特に、スマホ決済や後払い、分割払いなどニーズが多様化するなかで、選択肢が限られているサイトは不利になりやすい傾向にあります。

さらに、特定のブランドのクレジットカードしか使えない、海外発行カードに非対応といった制限もカゴ落ちの要因となります。主要な決済手段に対応するだけでなく、利用者の属性や購買傾向に応じて柔軟に導入を検討することが重要です。

カゴ落ちを防ぐ5つの対策

カゴ落ちを防ぐ5つの対策

カゴ落ちを効果的に防ぐには、ユーザーの離脱につながる要因を解消し、購入を後押しする仕組みを整えることが大切です。ここからは、カゴ落ちを防ぐ対策について紹介します。

対策1:できるだけ追加費用を抑える

送料や手数料などの追加費用は、ユーザーの離脱を招く要因の1つです。解決するには、これらのコストをあらかじめ明示し、納得感を持ってもらえるような工夫が欠かせません。

たとえば、「〇円以上で送料無料」といった条件を商品ページに記載したり、配送先に応じた送料の目安を表示したりすることで、不安や不信感を軽減しやすくなります。さらに、手数料を含めた合計金額を早い段階で確認できる仕組みを整備することで、購入までの心理的ハードルを下げられます。

対策2:会員登録の手間を削減する

会員登録時の入力負担もカゴ落ちの原因となるため、シンプルな仕組みを整えることが重要です。たとえば、会員登録を必須にせず「ゲスト購入」を導入し、必要最低限の情報だけで手続きできれば、カゴ落ちの防止につながります。

さらに、SNSアカウントやGoogleアカウントを利用した登録方法を採用すれば、ユーザーの負担を軽減しやすくなります。入力フォームはできるだけ短く設計し、誤入力があった場合もスムーズに修正できる仕組みを整えるようにしましょう。

対策3:セキュリティ対策を徹底する

セキュリティ面への不安を軽減するには、信頼性のある対策を講じることが欠かせません。たとえば、SSLなどの暗号化技術を導入し、ブラウザに鍵マークを表示させることで、安全な通信環境を整えられます。

さらに、プライバシーポリシーの明示や個人情報の取り扱いに関する説明も不可欠です。加えて、信頼性の高い第三者認証マークをサイト上に掲載すれば、ユーザーの安心感を高め、カゴ落ち防止につながります。

対策4:決済手段を増やす

ユーザーの多様な支払いニーズに応えるには、決済手段を拡充することが求められます。クレジットカードに加え、電子マネーやスマートフォン決済、後払い決済などを導入すれば、購入のハードルを下げられるでしょう。

さらに、海外ユーザーが多い場合には、国際ブランドのカードやPayPalへの対応を検討することも有効です。支払い方法の選択肢が豊富であれば、ユーザーは安心して購入に進みやすくなります。決済の自由度を高めることで、途中離脱を防ぎ、購入完了までスムーズにつなげられます。

対策5:リマインドメールを送る

ユーザーがカートに商品を残したまま離脱した場合は、リマインドメールによって購入を促すことができます。たとえば、「カートに商品が残っています」といったシンプルな通知だけでも、再訪のきっかけになるでしょう。

また、期間限定の割引クーポンや在庫状況の案内を添えることで、購入を後押ししやすくなります。メール内には、購入画面へ直接アクセスできるリンクを設置し、再開までの手間を減らす工夫も欠かせません。適切なタイミングと内容でアプローチすることが、カゴ落ち防止につながります。

カゴ落ち防止には「後払い.com」がおすすめ

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カゴ落ちの一因には、クレジットカード番号の入力や複雑な決済画面への不安が挙げられます。特に初めて利用するECサイトでは、個人情報の入力を避けたいという心理が働きやすくなります。

こうした不安を解消する手段として有効なのが、購入後に支払いができる「後払い.com」です。後払い決済を導入すれば、決済画面での煩雑な入力作業を省けるため、カゴ落ち防止に効果を発揮します。また、決済手段の1つとして後払いを用意しておけば、初めてのユーザーでも安心して買い物を行えるでしょう。

以下では、「後払い.com」の特徴を紹介します。

未回収リスクにも対応

後払い決済の導入にあたっては、利用者が商品を受け取ったあとに代金を支払う仕組み上、「未回収リスク」を不安視する声も少なくありません。しかし「後払い.com」では、このようなリスクに備えた万全のサポート体制が整えています。

万が一、購入者が支払いを行わなかった場合でも、「後払い.com」が立替払いを行うため、事業者側が損失を被ることはありません。さらに、請求や督促、入金確認といった煩雑な業務もすべて代行しているため、運営負荷の軽減にもつながります。リスク管理と業務効率化を両立したい事業者にとって、心強い選択肢になるでしょう。

連携できるシステムが豊富

「後払い.com」は、さまざまなショッピングカートや決済プラットフォームと連携できる点も大きな強みです。たとえば、Shopify、ECForce、EC-CUBE、makeshopなど主要なショッピングカートに対応しており、既存の環境に大きな変更を加えることなく導入できます。

さらに、ASPカートやモール型ECサイトとの連携実績もあり、業態や規模を問わず活用できる拡張性の高さも魅力です。加えて、APIやCSV形式での連携にも対応しているため、システム開発の自由度が高く、自社の運用スタイルに合わせて柔軟に導入を進められます。

まとめ

カゴ落ちは、EC事業者にとって大きな機会損失の要因です。その背景には、複雑な決済画面やクレジットカード入力への不安、決済手段の不足といった問題があります。これらの不安を解消し、購入完了率を高めるには、ユーザー心理に配慮した設計と多様な選択肢の提供が欠かせません。

後払い決済を導入すれば、購入時にクレジットカード情報を入力する必要がなく、決済画面での離脱を防ぐ効果が期待できます。

「後払い.com」では、万が一の不良債権も100%保証しています。さらに、多様なシステムと連携できるため、自社の既存環境を大きく変更する必要もありません。カゴ落ち対策を検討している方は、まずは以下ページよりお気軽に資料をダウンロードしてみてください。

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