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後払い決済サービスの選び方とは?
導入メリットや注意点について

投稿日:2025年12月10日
後払い決済サービスの選び方とは?導入メリットや注意点について

ECサイトの運営では、クレジットカード以外の支払いニーズに応えるために、後払い決済サービスを導入する企業が増えています。

しかし、サービスごとに手数料や与信条件、入金サイクルなどが異なるため、ポイントを押さえて自社に適したサービスを選ぶことが重要です。

本記事では、後払い決済サービスの仕組みや導入メリットに加え、比較する際に確認すべき項目を詳しく紹介します。

目次

後払い決済サービスとは

後払い決済サービスとは

後払い決済サービスとは、利用者が商品を受け取ったあとに代金を支払えるように、請求や回収業務を代行するサービスを指します。

「商品がきちんと届くか」「クレジットカード情報が不安」といったECサイト特有の心配を軽減し、カードを持っていない利用者でもスムーズに購入できる点が大きな特徴です。

市場規模は拡大を続け、ECサイトに欠かせない決済手段の1つになっています。

近年は、スマートフォンやアプリと連携し、分割払いや柔軟な支払いが可能な「BNPL(Buy Now, Pay Later)」も浸透してきました。

いずれも「あとで支払える」点は共通していますが、BNPLはアプリ上で与信や支払い管理を行うため、従来の請求書後払いとは性質が異なります。

後払い決済サービスを導入する
メリット

後払い決済サービスを導入するメリット

後払い決済サービスには、顧客層の拡大や売上向上、未回収リスクの回避など、EC運営に役立つメリットがあります。

ここからは、特に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

顧客拡大とカゴ落ち防止による
売上の向上が期待できる

後払い決済サービスを導入すると、クレジットカードを持たない利用者や、普段は現金払いを好む層にも対応できるようになります。

支払い手段の選択肢が増えることで利便性が高まり、新規顧客の獲得やリピートにつながりやすくなる点も大きなメリットです。

また、カード情報を入力する必要がないため、購入手続きのストレスが軽減されます。

入力の手間や情報漏えいへの不安から離脱していた利用者にとっては、後払い決済サービスが購入継続の後押しになるでしょう。

結果として、商品をカートに入れたまま離脱する「カゴ落ち」を防ぎ、ECサイト全体の購入率向上も期待できます。

カゴ落ちについて、以下の記事で詳しく解説しています。

気になる方はぜひご一読ください。

https://www.ato-barai.com/column/tsuhan/abandonedcart/

未回収リスクが保証される

多くの後払い決済サービスでは、決済代行会社が利用者の入金を立て替える仕組みを採用しています。

利用者が期日までに支払わない場合でも、決済代行会社側が代金を保証するため、事業者は未回収リスクを大幅に抑えられます。

さらに、請求書の発行や督促といった煩雑な業務も代行されるため、回収対応に追われる負担がありません。

結果として、商品企画や販促などのコア業務に時間を充てやすくなります。

後払い決済サービスを
導入する際の注意点

後払い決済サービスを導入する際の注意点

後払い決済サービスを導入する際は、初期費用や月額費用、決済手数料など、運用に一定のコストが発生する点に注意が必要です。

未払い保証を利用する場合は、その分の手数料が加算されるケースもあるため、複数サービスの費用体系を比較したうえで、費用対効果を見極めましょう。

また、後払い決済はすべての商材に対応しているわけではありません。

デジタルコンテンツや高額すぎる商品など、利用できないカテゴリーが設定されている場合もあります。

事前に、自社商品が対応範囲に含まれているかを確認しておくとスムーズです。

後払い決済サービスの選び方

後払い決済サービスの選び方

後払い決済サービスを選ぶ際は、複数の比較ポイントを整理して判断することが大切です。

ここからは、導入前に確認しておきたい6つの項目について紹介します。

初期費用・手数料を比較して
費用対効果を見極める

後払い決済サービスは、提供する事業者やプランによって料金体系はさまざまです。

そのため、初期費用や月額料金、決済手数料などを含めた総コストを把握したうえで、自社の取引額や規模に合うプランを選ぶ必要があります。

また、費用の安さだけで判断するのではなく、手数料に対してどの程度の売上や業務効率化の効果が期待できるかも確認しましょう。

総合的に見ることで、費用対効果の高いサービスを選びやすくなり、無駄なコストを抑えながら安定した運用につながります。

商品の価格帯に合った与信上限かを
確認する

与信枠の上限が自社商品の価格帯に合っているかどうかも、後払い決済サービスを比較する際の重要なポイントです。

上限額や審査基準はサービスによって異なるため、高額商品を扱う場合は柔軟な与信設定に対応しているプランを選ぶとよいでしょう。

また、与信の通過率も押さえておくべき要素です。通過率が低いと、支払いを行う意思が明確な顧客まで審査で弾かれてしまい、販売機会を逃すリスクが高まります。

入金サイクルを把握して
資金繰りに合うサービスを選ぶ

後払い決済サービスは、売上が発生してから入金されるまでの期間がサービスごとに異なります。

締め日や支払日の設定によって入金タイミングが変わるため、キャッシュフローへの影響を事前に確認しましょう。

特に在庫購入や広告費の支払いが多いECサイト事業者は、入金が遅いと資金繰りが圧迫される可能性があります。

安定した経営につなげるには、自社の支出サイクルと照らし合わせながら、無理なく管理できる入金スケジュールを選ぶことが大切です。

自社カートや管理システムと
連携できるか確認する

後払い決済サービスを選ぶ際は、現在利用しているカートシステムや受注管理ツールと問題なく連携できるかを確認する必要があります。

連携方法はサービスごとに異なり、運用に合わせてスムーズに利用できるかどうかが実務上の重要なポイントです。

また、開発や設定の負担が大きいと導入が進まないため、設定が簡単で既存システムとの相性がよいサービスを選ぶとスムーズに導入しやすくなります。

API連携に対応している場合は、注文完了前に与信結果を確認できるリアルタイム与信も利用でき、運用効率の向上につながります。

サポート体制を確認する

後払い決済では、商品発送後に請求や支払いに関する利用者からの問い合わせが発生するケースがあります。

そのため、問い合わせ対応を任せられる範囲を含めて、サポート体制の充実度を事前に確認しましょう。

特に、請求内容の確認や支払い方法に関する質問、支払い遅延時の督促対応、返品・キャンセル時の処理など、対応範囲はプランによって異なります。

これらのフローが明確で、運用を安心して任せられる会社を選ぶと、運営負担を減らしつつ安定した販売体制を築きやすくなります。

決済手段が豊富なサービスを選ぶ

後払い決済サービスを比較する際は、どの支払方法に対応しているかを確認しましょう。

銀行振込や郵便局払いだけでなく、コンビニ払いやスマホ決済など幅広い手段に対応しているサービスほど、利用者の利便性が高まります。

決済方法が少ないと、希望の支払い手段が選べない利用者が離脱し、販売機会を逃す可能性があるため注意が必要です。

ターゲット層の利用傾向を踏まえながら、支払い方法の選択肢が充実したサービスを選び、購買につながりやすい環境を整えましょう。

後払い決済サービスなら
「後払い.com」がおすすめ

後払い決済サービスなら「後払い.com」がおすすめ

後払い.comは、EC事業者の運用負担を減らしながら、幅広いユーザーに対応できる仕組みを備えています。

高額商品の取り扱いからシステム連携、サポート体制までバランスよく整っているため、導入しやすいサービスです。

最後に、サービスの特徴について解説します。

高額商品やまとめ買いにも対応できる

後払い.comでは、与信上限を一律に設定していません。

これにより、高額商品を販売する場合や複数点をまとめて購入するケースにも柔軟に対応できます。

固定の上限枠がないことで、商品価格帯の幅が広いショップでも利用しやすく、購入機会の取りこぼしを防げる点が大きなメリットです。

たとえば、アパレルやコスメのような少額商材はもちろん、高額となるお中元やお歳暮などのまとめ買いにも適しており、多様なニーズに応えられる支払い環境を整えられます。

価格帯にばらつきがあるECサイトでも導入しやすいサービスといえるでしょう。

多彩なシステム連携に対応できる

後払い.comは、50以上のECカートや受注管理システムと連携しており、既存の環境を活かしながらスムーズに導入できる点が強みです。

普段使っているツールとそのまま組み合わせられるため、運用フローを大きく変える必要がなく、担当者の負担を抑えながら運用を始められます。

連携方法も豊富で、API連携や各種プラグインを取り入れると、注文処理や請求データの反映を自動化することも可能です。

導入後の業務効率化につながりやすく、ECサイトの規模を問わず活用できます。

充実のサポート体制を構築している

後払い.comのカスタマーセンターは土日祝日も稼働しており、利用者からの問い合わせに迅速に対応できる体制を整えています。

購入後の請求内容の確認や支払い方法に関する質問など、事業者では対応が難しい場面も任せられるため、運用負担を大幅に軽減できる点が魅力です。

また、利用者が安心して手続きを進められる環境により、顧客満足度の向上も期待できます。

トラブルの未然防止やスムーズな購入体験の実現にも貢献するサポート体制といえるでしょう。

多様な支払い方法に対応している

「後払い.com」は、銀行振込やコンビニ払いに加えて、請求書のバーコードを読み取るだけで決済できる「PayPay請求書払い」にも対応しています。

また、商品到着後に支払い方法を選べる「届いてから払い」は、クレジットカード払いやキャリア決済にも対応しています。

幅広い支払い手段により、利用者のライフスタイルに合わせた柔軟な決済が可能になり、利便性の向上にもつながるでしょう。

希望する支払い方法が選べないと、購入をためらう利用者も少なくありません。

選択肢の充実は、カゴ落ちを防ぎ、購入につながりやすい環境を整えるポイントとなります。

まとめ

まとめ

後払い決済サービスは、顧客の「安心・便利」へのニーズを満たし、ECサイトの売上や顧客満足度の向上につながる決済手段です。

導入する際は、手数料や費用だけでなく、与信上限の柔軟さや入金サイクル、既存システムとの互換性、サポート体制、未回収保証の有無などを総合的に判断する必要があります。

後払い.comは、豊富なシステム連携・土日祝日のサポート対応・上限なしの柔軟な利用条件・100%の未払い保証を備えており、安心して導入できるサービスです。

多様な支払い手段にも対応しているため、利用者の利便性向上にも効果が期待できます。

サービスについてより詳しく知りたい方は、以下のページから必要情報を入力いただくと資料をダウンロードできます。

導入を検討中の方は、お気軽にお試しください。

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